これからの男性相談について考える
~癒しと共生の可能性~

家族に対する暴力をやめたい。そう願う男性たちの役に立てるよう、日本で初めて男性による男性のための電話相談『男』悩みのホットラインが誕生して25年。民間の小さな団体が単独で始めた男性相談は少しずつ広がりをみせ、現在では全国で約80か所の自治体が窓口を開設しています。そして今般、相談したい人、男性仲間に会いたい人、支えたい人々を結びつける男性相談支援ポータルサイト「オトココロネット」が立ち上がりました。

変化を続ける社会で、自殺、DV、虐待、パワハラ、セクハラなど男性を取巻く課題は枚挙にいとまがありません。しかし、「弱音を吐いてはいけない」「男は強くあるべき」そんな男性像を疑いもなく信じ、追いかけてきた人たちにとって、誰かに相談すること、自分の弱い一面を見せることは非常に大きなリスクを伴う行為でした。男性相談はそういった男性たちの葛藤を受け止め、共に考える役割を果たしてきました。相談員はカウンセリングの知識だけではなく「男性であることの生きづらさ」に向き合う姿勢が求められました。こうした男性相談の文化を発展させるため、相談員が研鑽を積むことを目的とした全国男性相談研修会も定期的に開催されています。(大阪市立男女共同参画センター中央館主催、日本男性相談フォーラム協力。2022年2月に第6回を開催予定)

相談者たちと相談員たちが25年かけて作り出してきた男性相談とはいったいどのようなもので、どこに向かっていくのでしょうか。今回のイベントでは、「オトココロネット」の完成を記念して、男性相談を通じた癒しと共生の可能性を中心に国内外の実践者を迎え知見を共有します。(※文面はサイトからの抜粋です)

詳細や参加については、笹川平和財団のホームページ(詳細ページが開きます)をご覧願います。このページの申し込みフォームで受け付けております。

●詳 細

日 時 2021年6月25日(金) 17:00〜19:00
場 所 Zoom オンライン会議
講演者 ・濱田智崇氏(京都橘大学 准教授)
・福島充人氏(日本男性相談フォーラム 代表)
・田中陽子氏(大阪市男女いきいき財団 企画調整課リーダー)
・ウォン・パック・ヒン・パトリック氏(カリタス香港 公認ソーシャル・ワーカー)
・エバーハード・シャファー氏(ベルリン父親センター 共同設立者)
対 象 テーマに関心のある方 日英同時通訳付、申し込み先着順
参加費 無 料
備 考 笹川平和財団が事務局となっています。詳しくは笹川平和財団のページにて。
申込み 詳細や参加については、笹川平和財団のホームページ(詳細ページが開きます)をご覧願います。このページの申し込みフォームで受け付けております。
共 催 笹川平和財団、日本男性相談フォーラム、大阪市男女いきいき財団

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